回顧:プロ野球前半戦
交流戦明けの甲子園の中日戦(6/27)が、何と2敗Ⅰ分の惨状。
ところが奇跡か神がかり、居並ぶ名馬(でないが)をゴボウ抜きして
それ以降、11勝2敗とは何という幸運。
出色はヤクルトと広島の2カードがそれぞれ1試合づつ流れて
4試合になったときに全勝できたこと。
中継ぎからセットアッパー&クローザーに不安があるなか
この2つのノーゲームが素晴らしかった。
普通、連勝すると投手を無理使いして連敗のスパイラルがくるもんだが、
メデタシメデタシ。
さて、このAS中の4日間で流れがどう変わるか?。
広島は大挙してASに出るのが、ホント有りがた迷惑だろう。
2敗のうち、頭の痛いのが中日戦で落とした岩崎のこと。
岩崎は前半戦の不安定なときに、勝ち星は少ないが
新人ながらよく頑張ってくれた。
5回辺りからの投球に課題があるがしっかり試合をつくってくれるだけに、
打撲の後遺症が心配。
そして、一番議論が沸騰した東京ドームの能見&鶴岡での完封負け。
杉内の快投にやられて、結果的にまったく尾を引かない負けだった。
この結果、ベンチ待機になった梅野の存在が余計に際立つ結果になった。
いま冷静に考えると、和田監督の言う梅野をはずしたチーム事情とは
前回ボロ負けしてウツ病気味の能見への配慮か、能見の鶴岡指名か?。
この能見さんは、FAでの去就も注目。
この間の件も、実はFA絡みの配慮かもかも。
昨年もそうだが、能見は大事な試合で、あまりあてに出来ない。
今年は、特にそう。
能見は、若いときから中継ぎで苦労して、ようやくブレイクしたら
走塁で足を負傷して長期離脱したりと、どうも負のイメージがある。
ワタシは、細見できれいなフォームからキレ味鋭く投げ込む姿が大好きで、
末永く応援したいのですがね。
肘と手首の使い方の滑らかさは高校のときから際立っていたとは
往年の名スカウト木庭氏の弁である。
阪神にとっては、広島と巨人の打線が驚異。
両者は、阪神戦以外での打棒がすごい。
野球は守りからといっても、打ち負けてては、
優勝(!)は、おぼつかない。
後半戦の打線の鍵は、ゴメスしかいない。
4番が打てば、野球は勝てるようにできてるのです。
しかし後のマートンがもっと打たないと
ゴメスとの相乗効果を発揮できない。
往年のメジャーリーグのマリスとマントルのMM砲、かつてのON砲。
ワタシ的には、ゴメス~マートン~梅野のGUM砲が最高なんですがね。
1番上本で心配なのは、不用意な怪我での離脱。
守り、走塁でごちゃごちゃ言われますが
なかなか若手がレギュラーに育たないなか
ようやく1番に定着してくれて嬉しいかぎりです。
ですから、この間みたいな1番西岡2番上本という愚策はやめて頂きたい。